ネットワークカメラの強み
- インターネットやLANを利用してどこにでも設置・閲覧することが可能です。
- たくさんの拠点の監視がパソコンで可能です。
- 画像保存・検索をサーバで一括して行えます。
- ビデオテープの交換が不要です。
特に、下記の2つのメリットはネットワークカメラだからこそ可能な仕組みです。
配線がすっきりするだけでなく、導入コストの低減や設置後のメンテナンス性の向上にも寄与します。
ケーブルの集約
アナログカメラでは、電源コード、映像データ・音声データ・PTZ(パン・チルト・ズーム)制御の各信号をそれぞれ別のケーブルで行っており、配線もそれぞれ行う必要がありました。
しかし、ネットワークカメラでは、映像・音声・PTZ制御、そしてPoE(Power over Ethernet)と呼ばれるLANケーブルを通して電力を供給する技術を利用することで、これら4本分の機能をLANケーブル1本で行うことが可能です。
※PoEを利用してネットワークカメラへ電源を供給する場合、PoE給電機能付きのハブが必要です。
配線の簡素化
アナログカメラでは1台につき最大で4本必要だった配線が、ネットワークカメラではLANケーブル1本でまかなうことができます。
これにより、建物内の配線も非常にシンプルに行うことが可能となりました。
4階建てビルの各フロアにカメラを各3台配置した場合の配線本数
・アナログカメラ:4フロア×3台×4本(電源・映像・音声・PTZ)=48本
・ネットワークカメラ:4フロア×3台+4本(各階間の中継用および録画サーバとの接続用LANケーブル)=16本
※一部のアナログカメラでも、電源と映像を1本の同軸ケーブルで実現できるものもあります。