AXIS　P3737-PLE パノラマカメラ

全方位カメラについて、ブログでも詳しく紹介しております。
全方位カメラってなに？特徴と利点について

WDR

Axis Zipstreamテクノロジー

空間全体を高画質で、さらに細部まで鮮明に捉えることにより、広範囲の監視に適した全指向性カメラです。電力消費効率に優れ、運用コストを抑えて持続可能な監視を実現します。

24時間365日、空間全体の高画質映像で実践する広域監視

AXIS P3737-PLEは、30フレーム/秒で各チャンネル5メガバイトのチャンネルを4つ備えています。これにより、広角ビューとズームインされた詳細ビューの両方を捉えることができます。
デイナイト機能を搭載し、個別に制御可能なLEDと、取り外し可能な赤外線カットフィルターを備えた360°赤外線照明を搭載しています。 したがって低光量環境や完全な暗闇でも、クリアで反射光が入らない、鮮明な映像を撮影できます。
Forensic WDRを内蔵しており、シーン内に暗い領域と明るい領域の両方がある環境でもはっきりとした映像を捉えます。
またメタデータとAXIS Object Analyticsストリームを複数のチャネルで実行するため、たとえばユーザー定義のエリアなどに進入する人と車両を検出して分類することが可能です。
さらに対象範囲内で指定されたオブジェクトの数を計測し、しきい値を超えた場合にアラームをトリガーすることも可能です。

優れたデザイン

コンパクトかつフレキシブルな設計で、さまざまな取り付けオプションに対応するカメラです。
たとえば埋め込み式マウントを使って目立たないように監視する、天井に取り付けて360°の視野を完全にカバーするといったことが可能です。
コーナーに取り付けると、270°の視野をカバーします。
いたずら防止ケーシングと、雨や雪、日光からカメラを保護するIP66/IP67定格の一体型ウェザーシールドを備えており、屋外の壁面への取り付けに最適です。 さらに4つのバリフォーカルカメラヘッドすべてを移動、および回転させて、最適な視野を確保できます。
各ヘッドは個別に制御でき、4方向のシーンを監視できます。 カメラのセンサー位置を変えることもできます。したがって2つのカメラヘッドを隣り合わせに設置し、一方ではワイドビューで、もう一方では同じ対象物をズームで撮影することが可能です。

費用対効果と安全性の高さ

1台のカメラに4つのカメラヘッドを搭載するAXIS P3737-PLEは、すばやく正確に設置でき、費用効果が高い点がメリットです。
設置するカメラは1台のみ、ケーブル1本で配線でき、使用するIPアドレスは1つ、ビデオ管理ソフトウェア (VMS) のライセンスも1つで済みます。
複数のシングルセンサーカメラを設置する場合に比べると、赤外線を有効化してもなお、市場でトップクラスのエネルギー消費効率を達成します。
したがって、運用コストを抑えた持続可能な監視を実行できます。 リモートズーム/フォーカス機能を搭載しており、カメラ本体を直接操作して微調整を行う必要はありません。 さらに、内蔵のAxis Zipstreamが帯域幅とストレージ要件を大幅に引き下げます。
またハードウェアベースのサイバーセキュリティプラットフォーム、Axis Edge Vaultが装置を保護し、機密情報を不正アクセスから守ります。

ディープラーニングによる分析機能

ARTPEC-8を用いて開発された高性能カメラです。ディープラーニングプロセッシングユニット (DLPU) を内蔵しており、高価なサーバーを導入することなく、高速でスケーラブルなシステムを活用できます。
さらに処理性能の向上に伴い、エッジでより多量のデータを収集、分析することが可能になりました。
これにより、ライブビデオや録画ビデオのフォレンジック検索機能を迅速、簡単、かつ効率的に実現することができます。
AXIS Object Analyticsを搭載しており、人や車両の検出と分類を実行可能です。
またACAPバージョン4をサポートしており、AxisおよびAxisのパートナーが提供する最先端のディープラーニングに基づいたオーダーメイドのアプリケーションを使用して、システムのバリューを高めることができます。

カメラ	イメージセンサー	1/2.7”プログレッシブスキャンRGB CMOS x4 ピクセルサイズ2.0 μm
	レンズ	バリフォーカル、3.2～8.1 mm、F1.9～3.2 水平視野角: 99°–37° 垂直視野角: 70°–28° 対角視野角: 134°–47° 最短フォーカス距離: 0.5 m 固定アイリス、IR補正、リモートズーム/フォーカス
	デイナイト機能	自動IRカットフィルター
	最低照度	カラー: 0.19ルクス (50 IRE、F1.9) 白黒: 0ルクス (50 IRE、F1.9) IR照明点灯時は0ルクス
	シャッター速度	5メガピクセルおよびWDRオン: 1/28000秒～1/5秒 Quad HDおよびWDRオン: 1/33500秒～1/5秒 WDRオフ: 1/50000秒～1/5秒
	カメラアングル調節	パン±90°、チルト+25～+95°、回転-5～+95°、ツイスト±20°
システムオンチップ (SoC)	モデル	ARTPEC-8
	メモリー	4096 MB RAM、8192 MBフラッシュ
	コンピューティング機能	深層学習処理ユニット (DLPU)
ビデオ	ビデオ圧縮	H.264 (MPEG-4 Part 10/AVC) ベースラインプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル H.265 (MPEG-H Part 2/HEVC) メインプロファイル Motion JPEG
	解像度	4:3 4x 2592×1944 (4x 5メガピクセル)～4x 320×240 16:9 4x2560x1440 (4x Quad HD)～4x 320×180
	フレームレート	5メガピクセル: すべての解像度で最大20/20フレーム/秒 (50/60Hz) Quad HD: すべての解像度で最大25/30フレーム/秒 (50/60 Hz
	ビデオストリーミング	個別に設定可能なマルチストリーム (H.264、H.265、MotionJPG) Axis Zipstreamテクノロジー (H.264、H.265) フレームレートおよび帯域幅の制御 VBR/ABR/MBR H.264/H.265 低遅延モード ビデオストリーミングインジケーター
	S/N比	55 dB超
	WDR	Forensic WDR: 最大120 dB (シーンによる)
	ノイズリダクション	空間フィルター (2Dノイズリダクション) 時間フィルター (3Dノイズリダクション)
	画像設定	彩度、コントラスト、輝度、シャープネス、ForensicWDR、ホワイトバランス、デイナイトモード閾値、ローカルコントラスト、トーンマッピング、露出モード、露出エリア、曇り除去、たる型歪曲の補正、圧縮、回転: 0°、90°、180°、270° (コリドールフォーマットを含む)、ミラーリング、オーバーレイ (テキスト/画像)、ダイナミックオーバーレイ (テキスト/画像)、プライバシーマスク、ポリゴンプライバシーマスク
	画像処理	Forensic WDR、Lightfinder、OptimizedIR
音声	音声入力/出力	ポートキャスト技術による音声機能: AXIS T61 Mk llとの双方向音声接続
	音声ストリーミング	ネットワークスピーカーペアリング技術による双方向 (半二重、全二重)
ネットワーク	ネットワークプロトコル	IPv4、IPv6 USGv6、ICMPv4/ICMPv6、HTTP、HTTPS.a、HTTP/2、TLSa、QoS Layer 3 DiffServ、FTP、SFTP、CIFS/SMB、SMTP、mDNS (Bonjour)、UPnP®、SNMPv1/v2c/v3 (MIB-II)、DNS/DNSv6、DDNS、NTP、NTS、RTSP、RTP、SRTP/RTSPS、TCP、UDP、IGMPv1/v2/v3、RTCP、ICMP、DHCPv4/v6、ARP、SSH、LLDP、CDP、MQTTv3.1.1、Secure syslog (RFC 3164/5424、UDP/TCP/TLS)、リンクローカルアドレス (設定不要)、IEEE 802.1X (EAP-TLS)、IEEE 802.1AR
システムインテグレーション	アプリケーションプログラミングインターフェース	VAPIX®、メタデータ、AXIS Camera Application Platform(ACAP) など、ソフトウェア統合のためのオープンAPI (仕様についてはaxis.com/developer-communityを参照)。ACAPには、Native SDKとComputer Vision SDKが含まれています。 ワンクリッククラウド接続 ONVIF® Profile G、ONVIF® Profile M、ONVIF® Profile S、ONVIF® Profile T (仕様についてはonvif.orgを参照)
	ビデオ管理システム	AXIS Companion、AXIS Camera Station、Axisのアプリケーション開発パートナーが提供するビデオ管理ソフトウェア(axis.com/vmsで入手可能) に対応
	画面上コントロール	オートフォーカス ビデオストリーミングインジケーター IR照明 プライバシーマスク メディアクリップ
	エッジツーエッジ	スピーカーのペアリング
	イベント条件	装置のステータス : 動作温度範囲を上回った時、動作温度範囲外、動作温度範囲を下回った時、動作温度範囲内、IPアドレスの削除、新しいIPアドレス、ネットワーク接続断絶、システムの準備完了、ライブストリーム有効、ケーシング開放 エッジストレージ : 録画中、ストレージの中断、ストレージの健全性に関する問題を検知 I/O : 手動トリガー、仮想入力 MQTT : ステートレススケジュール、繰り返し: スケジュール ビデオ : 平均ビットレート低下、デイナイトモード、いたずら
	イベントアクション	デイナイトモード 照明 : 照明を使用、ルールがアクティブな間に照明を使用 MQTT : パブリッシュ 通知 : HTTP、HTTPS、TCP、電子メール オーバーレイテキスト 録画 : 録画、ルールがアクティブな間に録画 SNMPトラップ : 送信、ルールがアクティブなときに送信 ステータスLED : 点滅、ルールがアクティブな間に点滅 画像またはビデオクリップのアップロード: FTP、SFTP、HTTP、HTTPS、ネットワーク共有、電子メール
	設置支援機能内蔵	リモートズーム/フォーカス、ピクセルカウンター、樽型歪曲の補正
分析機能	マルチセンサー分析機能	4チャンネルの分析サポートb
	AXIS Object Analytics	物体クラス : 人、車両 (タイプ: 車、バス、トラック、バイク) 機能 : ライン横断、エリア内の物体、クロスラインカウントBETA、エリア内の占有状態BETA 最大8シナリオ 軌道と、色分けされた境界ボックスで視覚化されたメタデータ ポリゴン対象範囲/除外範囲 奥行の設定 ONVIF動体アラームイベント
	メタデータ	物体データ: クラス : 人、顔、車両 (タイプ: 車、バス、トラック、バイク)、ナンバープレート信頼度、ポジション 属性 : 車両の色、上/下の服の色、信頼度、ポジションイベントデータ: Producer (プロデューサー) 参照、シナリオ、トリガー条件
	アプリケーション	含まれるもの : AXIS Object Analytics、AXIS Video Motion Detection、いたずら警告 対応 : AXIS Camera Application Platformへの対応により、サードパーティ製アプリケーションをインストール可能(axis.com/acapを参照)
認証規格	製品のマーキング	CSA、UL/cUL、UKCA、CE、KC、EAC、VCCI、RCM
	サプライチェーン	TAA準拠
	EMC	CISPR 35、CISPR 32 Class A、EN 55035、EN 55032 Class A、EN 50121-4、EN 61000-3-2、EN 61000-3-3、EN 61000-6-1、EN 61000-6-2 オーストラリア/ニュージーランド :RCM AS/NZS CISPR 32 Class A カナダ: ICES-3(A)/NMB-3(A) 日本 : VCCI Class A 韓国 : KS C 9835、KS C 9832 Class A 米国 : FCC Part 15 Subpart B Class A 鉄道 : IEC 62236-4
	安全性	CAN/CSA C22.2 No. 62368-1 ed. 3、IEC/EN/UL 62368-1 ed. 3、IEC/EN 62471リスクグループ免除、IS 13252、RCM AS/NZS 62368.1:2022
	環境	IEC 60068-2-1、IEC 60068-2-2、IEC 60068-2-6、IEC 60068-2-14、IEC 60068-2-27、IEC 60068-2-78、IEC/EN 60529 IP66/IP67、IEC/EN 62262 IK09、ISO 21207 (Method B)、MIL-STD-810H (Method 501.7、502.7、505.7 506.6、507.6 509.7、512.6)、NEMA 250 Type 4X、NEMA TS 2 (2.2.7-2.2.9)、VDMA 24364
	ネットワーク	NIST SP500-267、IPv6 USGv6
	サイバーセキュリティ	ETSI EN 303 645
サイバーセキュリティ	エッジセキュリティ	ソフトウェア : 署名付きファームウェア、総当たり攻撃による遅延からの保護、ダイジェスト認証、パスワード保護 ハードウェア : Axis Edge Vaultサイバーセキュリティプラットフォーム TPM 2.0 (CC EAL4+、FIPS 140-2 Level 2)、セキュアエレメント (CC EAL 6+)、システムオンチップセキュリティ (TEE)、Axis装置ID、セキュアキーストア、署名付きビデオ、セキュアブート、暗号化ファイルシステム (AES-XTS-Plain64 256bit)
	ネットワークセキュリティ	IEEE 802.1X (EAP-TLS)a、IEEE 802.1AR、HTTPS/HSTSa、TLSv1.2/v1.3a、Network Time Security (NTS)、X.509証明書PKI、ホストベースのファイアウォール
	ドキュメント	AXIS OS強化ガイド Axis脆弱性管理ポリシー Axisセキュリティ開発モデル AXIS OSソフトウェア部品表 (SBOM) ドキュメントをダウンロードするには、 axis.com/support/cybersecurity/resourcesにアクセスしてください。 Axisのサイバーセキュリティのサポートの詳細については、axis.com/cybersecurityにアクセスしてください
一般	ケーシング	IP66、IP67、NEMA 4XおよびIK09各規格準拠 ポリカーボネートハードコーティングドーム アルミニウム/プラスチック製ケース、ポリカーボネート (PC) ドーム カラー : 白NCS S 1002-B 再塗装の手順については、製品のサポートページを参照してください。保証への影響については、axis.com/warranty-implication-when-repaintingにアクセスしてください。
	取り付け	取り付けブラケット、ジャンクションボックスの穴付き(ダブルギャング、シングルギャング、4インチ4角、4インチ8角) 1/2インチ (M20) コンジット穴 (側面)
	電力	Power over Ethernet (PoE) IEEE 802.3at Type 2 Class 4 赤外線照明オン時: class 4、通常13.25 W、最大23.30 W 赤外線照明オフ: class 3、通常6.80 W、最大12.32 W
	コネクター	ネットワーク: シールド付きRJ45 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T PoE
	赤外線イルミネーション	電力効率が高く長寿命の850 nm赤外線LEDを搭載した、OptimizedIR 照射距離15 m以上 (シーンによる)
	ストレージ	microSD/microSDHC/microSDXC cardに対応 SDカード暗号化 (AES-XTS-Plain64 256bit) に対応 NAS (network-attached storage) への録画 推奨されるSDカードとNASについては、axis.comを参照
	動作条件	-30°C～50°C 湿度 10%～100% RH (結露可) NEMA TS 2 (2.2.7) に基づく最高温度: 74°C
	保管条件	-40°C～65 °C 湿度: 5～95% RH (結露不可)
	寸法	製品全体の寸法については、このデータシートの寸法図を参照してください。 有効投影面積 (EPA): 0.022 m2
	重量	2 kg
	パッケージ内容	カメラ、インストールガイド、コネクターガード、ケーブルガスケット
	オプションアクセサリー	AXIS TP3105-E Pendant Kit Black AXIS TP3204-E Recessed Mount AXIS TP3832-E Dome Smoked AXIS TP3833-E Dome Casing Black AXIS T94N01D Pendant Kit AXIS TP3004–E Wall Mount Black AXIS T8415 Wireless Installation Tool AXIS Surveillance Cards その他のアクセサリーについては、axis.com/products/axisp3737-ple#accessoriesを参照してください。
	システムツール	AXIS Site Designer、AXIS Device Manager、プロダクトセレクター、アクセサリーセレクター、レンズカリキュレーター axis.comで入手可能
	言語	英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、中国語 (簡体字)、日本語、韓国語、ポルトガル語、ポーランド語、中国語 (繁体字)、オランダ語、チェコ語、スウェーデン語、フィンランド語、トルコ語、タイ語、ベトナム語
	保証	5年保証については、axis.com/warrantyを参照
	製品番号	axis.com/products/axis-p3737-ple#part-numbersで入手可能
サステナビリティ	物質管理	PVC不使用、BFR/CFR不使用 (JEDEC/ECA標準JS709に準拠) RoHS (EU RoHS指令2011/65/EUおよびEN 63000:2018) に準拠 REACH (EC) No 1907/2006に準拠。SCIP UUIDについては、echa.europa.euを参照
	素材	再生可能な炭素系プラスチックの含有率 : 17% (再生プラスチック: 9%、バイオ系: 1%、回収炭素系: 7%) OECDガイドラインに従って紛争鉱物について検査済み Axisの持続可能性の詳細については、axis.com/about-axis/sustainabilityにアクセスしてください。
	環境責任	axis.com/environmental-responsibility Axis CommunicationsはUN Global Compactの署名企業です (詳細についてはunglobalcompact.orgを参照)