Canon新製品カメラについて

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Canon —

こんにちは!システム・ケイのマルちゃんです。
今回は、今年2月に販売開始されたCanon製 ME20F-SHNについて紹介いたします。

 

なんと価格が396万円(税込み)。何がすごい?

ME20F-SHNについて

この製品でまず、驚いたのがその価格です。なんと396万円(税込み)です。
ここまで高いネットワークカメラは自分の記憶でもあまりありません。
では、何故ここまで高いかを今回じっくり説明しますね。

 

ME20F-SHNの機能について

まず、何と言ってもその見た目! 一眼レフカメラに非常に似ています。
レンズ部分はEFマウントになっている為、Canon製のEFレンズやEF-Sレンズ、EFシネマレンズに交換可能で幅広いモニタリングが可能です。

 
■ME20F-SHN 対象レンズ一覧ページ(仕様をスクロールするとあります。)

ネットワークカメラで一眼レフカメラのEFレンズを利用できる製品は、かなり稀では無いのでしょうか?
次に、機能について説明していきます。

「撮影素子が超高感度CMOSセンサーを採用しており、最低被写体照度0.0005ルクスにより超高感度と低ノイズを両立し、星明かりなどの非常にわずかな光源だけで被写体を認識可能」

ルクスについては、以前ブログで紹介したと思います。

■【ブログ】デイナイト・赤外線機能で、監視カメラは暗くても撮影できる!

月明りで約0.5ルクスですので、0.0005ルクスとの事で1000倍の暗さでも以下の画像のように被写体の認識が可能となってます。

肉眼でみたイメージ(右)と“ME20F-SHN”で撮影した映像(左)
肉眼でみたイメージ(右)と“ME20F-SHN”で撮影した映像(左)

しかも、画像はカラー表示となります。赤外線照射による白黒画像より鮮明ですね。

「セキュリティー用途に適した画質モードCrisp Img(クリスプイメージ)を新たに搭載」

この機能により文字や人物について視認しやすい画質を実現し、また暗いシーンではノイズ低減によりデータサイズを抑制しネットワーク配信に適した画質に処理できるようです。

 
(1)鮮鋭感の向上 シャープネス
文字や人物の顔を鮮明化する技術です。以下の画像で比較できます。

鮮鋭感の比較画像 カスタムピクチャー使用時(右)とカスタムピクチャーを使用しない(左)

かなり画像が鮮明化されていることがわかります。文字や顔付近の画像が明るくなりくっきりしていますね。

 
(2)データサイズ抑制 ノイズリダクション
画像上のノイズを取り払う事で、データ量を抑制し、ビットレートも軽減可能となるようです。
以下の画像で比較できます。

ノイズリダクション カスタムピクチャー使用時(右)とカスタムピクチャーを使用しない(左)

 
ノイズを大幅に低減した事で、ビットレートが半分以下になってます。
ここで、日頃のネットワークカメラの動作検証や試験などで気づいた事を報告しちゃいますね。
日中の明るい画像より夜の暗い画像の方が、データ容量が大きい場合がよくあります。
通常は、明るい画像の方のデータ容量が大きいと思われがちですが、夜の暗い画像の方がノイズが乗りやすくデータ容量が大きいケースが良くあります。感覚で判断してはダメですね。

 
立ち入り禁止エリアへの侵入やカメラへのいたずらなどを検知する
6種類の「インテリジェント機能」を標準搭載

あらかじめ「異常」として設定した状況が発生した場合に、カメラが自動的に検知し、外部デバイスへの出力、映像記録など、さまざま手段で発報できる機能です。
6種類について、動作検知、置き去り検知、持ち去り検知、いたずら検知、通過検知、侵入検知となってます。

立ち入り禁止エリアへの侵入やカメラへのいたずらなどを検知する6種類の「インテリジェント機能」を標準搭載

 

まとめ

  • ME20F-SHNについて、レンズ部分はEFマウントになっている為、Canon製のEFレンズやEF-Sレンズ、EFシネマレンズに交換可能で幅広いモニタリングが可能です。
  • 撮影素子が超高感度CMOSセンサーを採用しており、わずかな光源で被写体の認識が可能です。
  • Crisp Img(クリスプイメージ)を搭載し、文字や人物について視認しやすい画質を実現し、暗いシーンではノイズ低減によりデータサイズを抑制しネットワーク配信に適した画質に処理します。

 
■製品ページ Canon ME20F-SHN

Canon新製品カメラについてのお問い合わせ

お問い合わせ