既存インフラ(同軸ケーブル)を利用したネットワークカメラ環境構築
現在ではネットワークカメラシステムへの移行が進むものの、市場では依然としてアナログカメラが多数を占めるのが現状です。
フルデジタルシステムを視野に入れてもコスト的に困難で、既存のアナログ環境を活かしたいといったユーザは多いかと思います。
そこで、既存の同軸ケーブルを利用してネットワークカメラ環境を構築する一例をご紹介します。
1.「同軸-LANコンバータ」を利用する
Panasonic社から発売している「同軸-LANコンバータ」をカメラ側とセンター側に設置してIPネットワーク化を実現する方法です。
・既存同軸配線を使って、IPネットワーク化に対応
・最大500mまでのPoE給電が可能
・高速で安定した通信を実現
2.「ハイブリッド・カメラ」を利用する
Sony社から発売予定の「ハイブリッド・カメラ」を利用して実現する方法です。
カメラ/レコーダー個々にIntersil社のSLOCコンバータを内蔵する形となり、1本の同軸ケーブルでアナログSD/デジタルHDを伝送可能で、CCTV/IPNetworkの混在が可能となります。
■SONYニュースリリース
・既存同軸配線を使って、IPネットワーク化に対応
・伝送距離は約200m
・他社がSLOCを採用すれば相互互換となる
※発売日は未定です
ハイブリッド・カメラはまだこれからの製品ですが、「同軸-LANコンバータ」なら既存インフラを利用してすぐにでもデジタル化が可能ですね!
その際は弊社ネットワークビデオレコーダーをご利用いただければ幸いです。
■ネットワークビデオレコーダー
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