Axisカメラの便利な機能
～イベントソース・イベントアクションの活用

Axisカメラに標準搭載されている「イベントソース」「イベントアクション」を活用することで、便利な機能をカメラシステムに追加することができます。
簡単な例ですと、カメラのI/O端子にセンサーを接続して、ドアが開いたときに、挨拶（音声再生）をするといった事がカメラ単体で可能になります。

表２と表３に設定可能なイベントソースとイベントアクションを示します。

最新のAxisカメラではMQTTやSNMPトラップなど、運用管理に役立つイベントアクションの追加や、画像転送の手段として、SSHによる静止画（JPEG）、動画（mkv）の転送に対応しており、より使い勝手が良くなっています。

さらなる応用として、ACAPアプリによるAi画像解析結果をイベントソースとして使用し、AIによる検知をトリガーとして、イベントアクションが実行できるの、非常に拡張性に優れたシステム構築が可能です。

活用事例として下記のような構成が考えられます。

表1 イベントソースとイベントアクションの組み合わせ例

イベントソース、イベントアクションを活用することで、新たな機能をカメラシステムに付与することができます。
多数のイベントソース・アクションを組み合わせることで、利用方法は無限大です。

使用できるイベント、アクションはカメラ機種、ファームウェアにより異なります。
この記事では、AXIS Q1615 Mk III ファームウェアバージョン: 10.6.0で確認しました。

表2 イベントソース

表3 イベントアクション

図1 イベントアクション設定画面

▼関連リンク▼

■「AIアクセラレータ搭載AXISネットワークカメラ「究極のエッジAI」」
■「SNMP（Simple Network Management Protocol）とは？ネットワークカメラに関する知識」