深度センサ付きカメラを活用 物体計測技術とAIの組み合わせ
深度計測センサ付きカメラとは、対象物までの距離情報をカメラ映像にて可視化してくれるものです。Depth(深度)カメラとも呼ばれています。撮影するだけで物体計測ができます。
実際にそのカメラを使用して撮影した映像がこちらです。
近いほど青、遠いほど赤黒く表現されています。なかなかすごい技術に思えますが、どの様に活用できそうでしょうか。
AI画像認識の技術と組み合わせると、以下が実現可能です。
- 深度カメラで撮影した映像を使って、物の大きさを計る事ができる
- 写真の例の様に、空間にどのように物が配置されているか計測する事ができる
言葉で書くと普通の事ですが、メリットとしては以下が考えられます。
- 人が触る事ができない(危ない、大きい、壊れやすい、遠いものなど)物を素早く、正しく計測可能
- 画像を使用したAIモデル作成に比べて学習が簡単なので、安価にAIモデルを作成できる
一方で、カメラがずれると距離もずれるので、寸分の狂いも無く計測したいというニーズには、やはり専用機や人間が実施する必要があるかと思います。
その様な条件でも、活用事例は様々考えられます。
具体的には、トラックなど荷物を積んで運搬する車両の荷室に設置する事で、荷物の積載率をカメラ+AIで瞬時に算出できます。これを指揮系統と連携すると、より無駄のない配送作業が実現できる可能性があります。
または、車両そのもののサイズを計測して、駐車場への入庫が可能かどうかをお知らせする様な活用も考えられます。計測のパフォーマンスにもよりますが、運搬する荷物自体も瞬時に計測して、配送方法や料金などの算定を効率化できる可能性も秘めています。
物流関連のユースケースが多くなってしまいましたが、上記に記載した通り、「現状人手で苦労しながら実施している事」や、「そもそも諦めていたけどずっと実施したかった事」などに、適用できる可能性があります。
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