映像圧縮技術とは?特長とメリットについて紹介!
こんにちは!
ネットワークカメラと映像圧縮のシステム・ケイです。
現在では4Kやフルハイビジョンが通常となり、映像の高解像度化が進んでいます。
NHKでは、先日8Kの実験放送も話題になりチャンネルも開設されますね!
今回は、高解像度化によって必要とされる映像圧縮の理由や
映像圧縮システムの特長とメリットについてご紹介します。
映像圧縮技術とは?
映像圧縮技術とは、動画ファイルの大きさやネットワークカメラの映像のデータの量を小さくする技術のことを言います。
システム・ケイの映像圧縮技術は、ファイルの大きさやデータ量は小さくなりますが、映像の見た目がほぼ変わらないところが特長です。映像がきれいなままデータ量だけ減らすことができます。
なぜ映像圧縮の必要性があるのか?
次に、どうして映像圧縮する必要性があるかというと、まず、動画ファイルでは、現在では地デジやネットワークカメラでも、4Kやフルハイビジョンといったきれいで大きな映像になっています。
映像が大きくなると保存する動画ファイルのサイズも大きくなり、HDD(ハードディスク)もすぐに満杯になってしまうという問題があります。
映像圧縮することで下の図のように、HDDも節約することができます。
次に、ネットワークカメラの映像のデータの量を小さくするメリットですが、上でも説明したとおり、大きな映像になっていることで、利用する回線帯域、データ通信量も多く使います。映像圧縮することで、細い回線、データ通信量も少なく済みます。
映像圧縮技術を利用することで、従来では回線の太さやデータ通信の制限によって、きれいで大きな映像を配信できなくて断念といったことでも、実現できるようになります。また、利用条件によっては、インターネット回線がなくても、モバイル回線で利用することができるようになります。
実際の導入効果を見てみましょう。3週間の録画期間が3ヶ月にもなり、帯域も約3分の1です。
利用シーン
実際に導入した利用シーンも多数です。
長期間の録画
金融機関(金融庁指導3年)、食品工場(賞味期限)は、従来のシステムでは数百TBの容量が必要でしたが、圧縮技術を導入し、投資費用が削減となった。
高解像度・高フレームの映像
公共路での監視カメラ例
交通渋滞情報、車両台数カウント、交差点事故確認、高速道路交通状況監視、高速道路料金システム確認、高速道路誤侵入検知に利用されています。
民間での車両監視カメラ
工場施設の車両規制および入退管理、商業施設の車両入退監視
回線の帯域削減
モバイル回線での配信、回線負荷を懸念しているユーザー
IoTで利用
その他のユーザー
- 従来システムではデータが大きくなり保存コストがかかるため、導入を諦めていたユーザー
- 高解像度カメラの利点である広範囲な映像で、カメラ台数を削減し、導入コスト、運用コストを低く抑えながら重要な映像データを保存したいユーザー
映像圧縮の特長とメリットまとめ
- ①高画質のまま映像データサイズを約1/10に圧縮することができます
⇒回線帯域の削減、長期間の録画可能、高画質かつ高フレーム映像の録画
*圧縮率はカメラメーカーや撮影対象により、約1/5~1/20程度変動します。 - ②リアルタイムで映像圧縮し配信
⇒リアルタイムに映像を圧縮し配信処理することにより、すぐにモニタリング映像の閲覧や録画が可能です。 - ③264形式のストリーミングに対応
⇒圧縮後の映像ファイル形式がH.264なので、従来の録画装置(NVRやVMS製品)や 映像解析システムと連携が可能です。
また、高画質で約1/10圧縮しているにも関わらず、映像解析が可能です。
▼SK VMS(映像管理システム、ビデオマネージメントシステム)は連携が可能です。
▼弊社のカメラシステムはこちら。
■ネットワークカメラ用映像データ圧縮システム