防犯カメラのバリフォーカルレンズとは?おすすめの使い方4選

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基礎知識 —

こんにちは!ネットワーク監視カメラとAI画像認識システムのシステム・ケイです。
今回は、バリフォーカルレンズ(可変焦点レンズ)についてのお話です。おすすめのカメラも紹介します。

バリフォーカルレンズとは

バリフォーカルレンズ(可変焦点レンズ)とは

バリフォーカルレンズとは、焦点距離を調節できるレンズのことです。
仕様書やスペックシートの焦点距離の表記が「f = 2.8~12 mm」など変更できるようになっているものが該当します。可変焦点レンズとも呼ばれています。

焦点距離について、詳しくはこちらの記事をご覧ください!
「カメラのレンズに関係する「焦点距離」と「画角」って何?」

焦点距離を調整することでズームして撮影するなど画角の変更ができます。
バリフォーカルレンズのカメラを採用することで、広い範囲を撮影したい場合にも、特定の被写体を拡大して撮影したい場合にも1台のカメラで対応できます。

バリフォーカルレンズには、次の2種類があります。

  • 手動式:レンズを直接手で触り、焦点距離を手動で調節するレンズです。比較的安価です。ピントも手動での調整が必要な機種が多いです。
  • 電動式:焦点距離をパソコンの操作画面などから電動で調節するレンズです。手動式よりも高価ですが、調整が簡単です。ピントもリモートフォーカスなど電動で調整できる機種が多いです。

特に監視カメラとしてネットワークカメラを設置する場合、高所に設置後、焦点距離やピントの調整を行うため、パソコンの操作画面から調整ができる電動式のものを選ぶのを推奨します。手動調整の場合、高所で調整する人と、映像を確認する人の2人が必要となり、また、設置した全てのカメラでこの作業を行う必要があり、人員や時間が必要となります。

バリフォーカルレンズカメラおすすめシーン

バリフォーカルレンズカメラは以下の様な場所での使用がおすすめです。

店舗

レジ周りの防犯や事後確認にバリフォーカルレンズカメラは最適です。
レジ近くに監視カメラがあると威圧感を与える恐れがあります。
バリフォーカルレンズカメラを使用すると、天井に取り付けたカメラからでもズーム機能を使って、手元をはっきりと撮影することができます。レジ操作を詳細に撮影できるため、トラブル対応や従業金によるレジ金の誤り・不正も確認可能です。
レジ周りの監視

工場

工場のライン監視にもバリフォーカルレンズカメラは最適です。
機械近くにカメラを設置した場合、油や薬品がカメラに付着し、映像が見えにくくなる、故障に繋がる可能性があります。
バリフォーカルレンズカメラを使用すると、遠くに付けたカメラからでもズーム機能を使って、工場のラインを監視することができます。工場にカメラを設置することで、万が一製品に不良があった際の原因追求に役立ちます。

▼工場・製造ライン向けの監視カメラシステムについて
工場・製造ライン向け監視カメラシステム
工場のライン監視

交通

道路などで交通状況を撮影する際もバリフォーカルレンズは最適です。
屋外ではどうしてもカメラを設置できる場所は限られてしまいます。
その場合もバリフォーカルレンズカメラを採用することで、見たい場所にフォーカスして映像を撮影できます。電動式のバリフォーカルレンズカメラを採用すれば屋外での調整も楽に行うことができます。
交通状況の撮影

AI(顔認証、車両ナンバー認識など)

AI画像認識を行う場合にもバリフォーカルレンズカメラは最適です。
昨今、顔認証や物体検出、車両ナンバー認識など様々なAI画像認識があります。AIにて画像認識を行う場合は、被写体がしっかりと鮮明に撮影できている必要があります。AIによっては何ピクセル以上など指定があることも多いです。
固定焦点のレンズだと、被写体のピントが合わない・ピクセルが足りないということがありますが、バリフォーカルレンズを採用すると被写体へのピント調整・ズームが可能です。そのためAI画像認識を行う場合は、バリフォーカルレンズを推奨いたします。

▼AI画像認識ソリューション『システム・ケイAI』について
システム・ケイAI トップページ
▼AI画像認識 顔認証について
顔認証・人物検出によって実現できること
▼AI画像認識 車両ナンバー認識について
車両検知によって実現できること
AI画像認識顔認証

おすすめバリフォーカルレンズカメラ

システム・ケイでは数多くのバリフォーカルレンズのネットワークカメラを販売しております。その中でも低価格・高機能でコスパの高い、おすすめの2機種を紹介します。

VIVOTEK FD9368-HTV

VIVOTEK FD9368-HTV

  • 最大解像度1920×1080の30FPS対応
  • 焦点距離2.8~12mmのバリフォーカルレンズ採用
  • 電動式・リモートフォーカス
  • 赤外線(IR)内蔵で夜間監視可能
  • 屋外対応の耐候性IP66(防塵・防水)および耐衝撃IK10規格のハウジング
  • Micro SD/SDHC/SDXCカードスロット内蔵
  • マイク内蔵

製品詳細ページはこちら

VIVOTEK IB9368-HT

VIVOTEK IB9368-HT

  • 最大解像度1920×1080の30FPS対応
  • 焦点距離2.8~12mmのバリフォーカルレンズ採用
  • 電動式でリモートフォーカス
  • 赤外線(IR)内蔵で夜間監視可能
  • 屋外対応の耐候性IP66(防塵・防水)および耐衝撃IK10規格のハウジング
  • Micro SD/SDHC/SDXCカードスロット内蔵

製品詳細ページはこちら

まとめ

バリフォーカルレンズとは、焦点距離を調節できるレンズのことです。
広い範囲を撮影したり、特定の被写体を拡大して撮影したりしたい場合は、バリフォーカルレンズを選ぶことをおすすめします。

店舗、工場、交通、AIなど様々なシーンで活用が可能です。

システム・ケイでは、VIVOTEK FD9368-HTVVIVOTEK IB9368-HTなどのバリフォーカルレンズのネットワークカメラを販売しています。どちらも高性能でコスパが高くおすすめです。

バリフォーカルレンズカメラをお探しの方、またはネットワークカメラについてもっと知りたい方は、ぜひシステム・ケイまでお問い合わせください!

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