車内での防犯に!車載向けネットワークカメラ VIVOTEK MD9560-H
今や街中で見かける防犯カメラですが、これからは車両への設置も増えていくと予測されます。近年、鉄道車内での事件が増えており、国土交通省は新しく造る鉄道車両には車内に防犯カメラの設置を義務づける方針で検討を行っています。
新幹線や首都圏のJRでは多くの車両に防犯カメラが取り付けられていますが、地方の在来線などは未設置の車両が少なくありません。また電車だけではなく、バスへの設置など、今後車両への防犯カメラの設置がどんどん進んでいくと考えられます。
新幹線や、地下鉄、電車、バスなどの車両には、一般的な防犯カメラとは違い、車両専用に作られた防犯カメラの設置が必要となります。
今回は安価で車両への設置が可能なコスパのよい、ネットワークカメラをご紹介します。
VIVOTEK MD9560-H
VIVOTEKという台湾メーカーのネットワークカメラです。日本では聞いたことのある方が少ないメーカーかもしれませんが、ネットワークカメラ業界でトップクラスの技術力とシェアを誇るメーカーです。
カメラ概要
- 最新のH.265圧縮技術対応
- 最大フレームレート 30 fps
- 最大解像度1920×1080
- IP66/IP67を取得した防水・防塵
- 耐衝撃IK10規格の丈夫なハウジング
- 赤外線(IR)内蔵で最大照射距離20m
- 802.3af準拠のPoE内蔵
- MicroSD/SDHC/SDXCカードスロット内蔵
- EN50155 2017 OT1コンプライアンス取得
鉄道利用に最適なEN50155
VIVOTEK MD9560-H が取得している、EN50155とは鉄道規格の一種です。以下の試験に合格した製品に与えられます。
- 入力電圧範囲試験
- I/O絶縁耐圧試験
- 絶縁電圧試験
- 電磁両立性(EMC)試験
- 動作温度試験
- 冷却試験
- 振動・衝撃試験
鉄道車内には様々な電子機器が存在しますが、その電力は車内の蓄電池(バッテリー)から供給されます。鉄道車内の多くの機器への給電を行い、どうしても電源供給が不安定になりやすいです。そのような過酷な環境下でも安定した動作を保証する規格がEN50155です。
他にも動作温度に関する規格や、揺れの多い車両での運用を前提とした振動・耐衝撃への試験にも合格する必要があります。一般的なネットワークカメラは揺れに対応した設計がされておらず、電車などに設置すると揺れが故障の原因となりますが、EN50155を取得したカメラであればその心配もございません。
それぞれの環境に適応するネットワークカメラ
このようにネットワークカメラも環境によって、それぞれ適した製品がございます。
今回は車両に設置するカメラを紹介しましたが、こんなところにカメラを設置したい!などのご要望ございましたら、最適なカメラを選定いたしますので、お気軽にシステム・ケイにお問い合わせください。
今回紹介したVIVOTEK MD9560-Hの御見積が欲しい方も、問い合わせフォームからのお問い合わせをお待ちしております。