防犯カメラを使った音声録音の方法やメリットを解説!

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基礎知識 —

こんにちは!
ネットワーク監視カメラとAI画像認識システムのシステム・ケイです。

今回は、防犯カメラで音声録音をするメリットや活用方法、注意点などを紹介いたします!

防犯カメラでの音声録音

防犯カメラの音声録音機能について

防犯カメラには、音声録音ができるものとできないものがあり、防犯カメラ選びのポイントのひとつとなっています。
映像に音声が加わることで、防犯性能の向上だけでなくデータの活用方法が広がるため、設置場所やその目的に合わせて音声録音が必要かどうか検討しましょう。

また、既に設置している防犯カメラに音声録音機能がない場合でも、後から録音機器を取り付けることで録音が可能になります。

防犯カメラで音声を録音するメリット

防犯カメラで音声録音を行うと、映像のみを記録するよりも正確な状況把握ができるようになります。

これにより、事件やトラブル発生時の証拠や手がかりが増えることはもちろん、サービス向上や新人教育、労働環境の改善など様々な記録データの応用が可能になります。

こちらの記事では、ネットワークカメラで音声入出力を行うと何ができるようになるのかを解説しております。
ぜひ参考にしてください。
ネットワークカメラの音声入出力とは?何ができる?

音声録音機能の具体的な活用シーン

では、実際に防犯カメラの音声録音機能がどのようなシーンで有効活用されるのか、具体例を見ていきましょう。

事件の証拠

空き巣や強盗などの犯罪被害に遭遇した際には、録音された音声から犯人の声や話し方の特徴を把握できる場合があります。
犯人は帽子やマスク、ヘルメットなどで顔を覆っているため、映像だけでは犯人特定の手がかりが不足していることもあります。
そのため、犯人の声が記録されていると、年齢、性別、使用している言語、方言やイントネーションなどの特徴、侵入した方向など、多くの情報が手に入ります。
また、犯人と被害者の会話内容から、犯人の目的や計画を推測することも可能です。

顧客トラブルの把握と対策

最近話題のカスハラ(カスタマーハラスメント)に対しても音声録音が有効です。
お客様からクレームがあった際に、「言った」「言わない」など、お客様と店員との間で証言が一致しない場合があります。
そんなとき、映像と音声による記録が残っていれば、トラブル発生当時の状況を正確に把握し、適切な対応を取ることができます。
また、社員への再発防止のための振り返りに録画・録音データを利用することも可能です。

サービスの向上や新人教育に応用

店舗にカメラを設置し音声録音を行うことで、接客の様子を確認できるようになります。
これは、お客様への対応や発言を振り返り、サービス向上に役立ちます。
また、接客のノウハウが詰まっているため、新人教育の資料として活用することもできます。

防犯カメラの画像

防犯カメラで音声を録音する方法

防犯カメラで音声録音を行う場合、カメラにマイクが内蔵されているかどうかで録音方法が変わります。

集音マイクが内蔵されている防犯カメラで録音する

集音マイクが内蔵されている防犯カメラであれば、設置するだけで一緒に周辺の音声も記録できるため、とても簡単です。
その際、音声を確認するための再生機側にはスピーカーが必要になる点に注意しましょう。

近年のネットワークカメラには、単に映像を記録するだけでなく、マイクを内蔵し音声も記録できるものが増えています。音声記録機能付きカメラ単体の利用もありますが、オフィスや工場の管理に利用される場合は、映像と音声を同時に記録できるネットワークビデオレコーダー(NVR)とセットで使用されることがほとんどです。

防犯カメラに集音マイクを外付けして録音する

集音マイクが内蔵されていない防犯カメラでも、音声対応の端子がカメラに付いていれば、マイクを外付けすることで、音声を記録できるようになります。

また、マイクが内蔵された防犯カメラであっても、性能や利用する環境によっては集音精度が低くなることがあるため、その場合もマイクを外付けすることが検討されます。
カメラに内蔵されたマイクを使用する場合、マイクとカメラを別々の位置に設置することはできませんが、外付けマイクなら可能です。
カメラは映像を撮るのに最適な位置、マイクは音声録音に最適な位置にそれぞれ設置することが望ましいです。

マイク内蔵のおすすめ防犯カメラ

VIVOTEK FE9380-HV

VIVOTEK FE9380-HV

VIVOTEK FE9380-HVは、画角がとても広く1枚で360度見ることが可能な魚眼カメラです。
WDR Proを搭載しているため、極端に明るい場所や暗い場所でも最大限の可視性を実現します。
全体把握に向いているカメラなので、コンビニなどに1台設置するだけでかなりの範囲をカバーできます。

■魚眼レンズについて詳しくはこちら
■WDRについて詳しくはこちら

製品詳細ページはこちら

VIVOTEK FD9369

VIVOTEK FD9369

VIVOTEK FD9369は、1920×1080の解像度で30fpsの撮影が可能であり、固定焦点レンズを備えた屋外用ドームネットワークカメラです。
PoE(Power-over-Ethernet)とDC電源の2つの電源入力オプションも備えているので、柔軟な設置が可能なカメラです。

■VIVOTEK FD9369に関して詳しくはこちら
■PoEに関して詳しくはこちら

製品詳細ページはこちら

音声録音機能の注意点

ここまで述べてきた音声録音のメリットを考えると、「音声録音機能は絶対にあった方が良い?」と思うかもしれませんが、防犯カメラの音声録音には注意点もあります。

防犯カメラの設置位置と音を拾いたい場所が離れている場合

外付けマイクの項目でも説明しましたが、防犯カメラは基本的に、映像を撮るのに適した位置に設置されます。カメラと同じ位置にマイクがあるからと言って、必ずしも音声が拾いやすいとは限りません。音声録音に適した位置は、映像撮影に適した位置とは異なることが多いです。

例えば、店舗内が広く写るように天井に防犯カメラが設置されている場合、お客様と店員とのやり取りの声は遠くて拾いにくくなってしまいます。
特に天井は、館内放送やラジオ音楽、空調の風音など音声録音を邪魔する雑音が多くあります。
このような場合は無理に防犯カメラの音声録音機能を使うより、適した場所へ別途マイクを設置した方が良いでしょう。

雑音が多い場所では効果が薄い

雑音が多い場所では必要な音声をうまく拾えなくなってしまいます。
駅や大型商業施設、交通量の多い道路など、たくさんの人が集まるような場所や環境音が多い場所では、ノイズが入ってしまいあまり効果を期待できないかもしれません。

プライバシーの問題

防犯対策として映像や音声を記録することに法律上の問題はありませんが、プライバシーの侵害にならないよう設置位置に配慮する必要はあります。
また、個人情報の流出などといったトラブルが起こらないよう、データの管理をしっかりと行わなければなりません。

こちらの記事では防犯カメラ設置のためのガイドラインや、実際にプライバシーの侵害となってしまったケースなどを解説しております。ぜひ参考にしてください。
防犯カメラ設置時の注意点!法律違反になることも!?

まとめ

  • 防犯カメラで音声録音を行うと、より正確な状況把握ができるようになる
  • サービス向上や新人教育、労働環境の改善などにも活用することができる
  • 音声録音の方法は、内蔵マイクと外付けマイクの二種類がある
  • 音声録音を効果的に行うには、設置場所に気を付ける必要がある

音声録音機能付き防犯カメラの導入をお考えの方は、システム・ケイまでお気軽にご相談ください!

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