ネットワークカメラの音声入出力とは?何ができる?

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基礎知識 —

こんにちは!
ネットワーク監視カメラとAI画像認識システムのシステム・ケイです。

今回は、ネットワークカメラの音声入出力についてのお話です。
そもそも音声入出力とは何なのかというところから、ネットワークカメラに音声入出力をつけると何ができるようになるのか、音声入出力に対応したカメラまでご紹介していきます。

ネットワークカメラの音声入出力とは

音声入力とは?

音声入力とは、パソコンやスマホなどコンピュータに対して音声を認識させたり記録させたりすることです。ネットワークカメラの場合でいうと、マイクで音を拾うことになります。ネットワークカメラ自体に集音マイクがついていれば音声付きの録画が可能ですし、マイクがついていない設置済みの防犯カメラでも外部接続をすることで音声録画が可能になります。

音声入力で何ができる?

音声入力によってできることは、次のようなものが挙げられます。

手がかりとしての音声

防犯カメラに集音マイクを取り付けると、何か事件や事故があった際に映像だけでなく音声からの手がかりを増やすことができます。

例えば、お店に覆面の強盗がきた場合に、音声があればイントネーションや方言などから犯人に繋がる手がかりを得ることができたり、カメラの外で事故が起こった場合に周囲の音声によって当時の状況を把握することができます。

音声があるだけで得られる情報量が増えるため、事故や事件の早期解決や防犯に役立てることができるのです。

■音声機能付き防犯カメラの注意点に関してはこちら

暗闇の監視カメラ

録画容量の削減

映像のデータ容量は大きく、常時録画している防犯カメラではHDDなどの記憶媒体の消費が激しくなりがちです。そのため、常時録画を継続していると必要なときに録画ができていないという状況に陥ってしまうかもしれません。

そこで、音声検知機能を使うと録画容量の削減を実現することができます。
音声検知機能とは、カメラについているマイクが周囲の物音を検知して、録画を開始してくれる機能のことです。

これは動体検知機能と似たような機能で、常時録画をする必要がないので録画容量の削減になる上、記録した映像の長期保存も可能になります。

■ネットワークカメラ対応SDカードの録画容量についてはこちら

外の監視カメラ

音声出力とは?

音声出力とはコンピュータから音声を出すこと、つまりスピーカーから音を出すことです。
音声出力も音声入力の場合と同様に、ネットワークカメラ自体にスピーカーが内蔵されていることまたはスピーカーを外部接続をすることで、音声出力ができるようになります。

音声出力で何ができる?

音声出力によってできることは、次のようなものが挙げられます。

AI連携

AIと連携し、特定のアクションがあった場合にのみサイレンを鳴らすこともできます。
ここでいうアクションとは、暴力や転倒、火事だけでなく、特定の人物や車両などが現れた場合にも適用することができます。
映像の変化に対応してサイレンを鳴らしてくれるので、監視カメラとしてだけでなく防犯対策としても役立ちます。

■AI連携について詳しくはこちら

入出力をどちらも使えばこんなこともできる!

音声入力と出力のどちらも利用すると、通話のように使うこともできます。
ネットワークカメラ側にスピーカーを設置し、それを閲覧するパソコン側にマイクを設置すると、例えば、インターフォンのように遠隔でやり取りが可能になることで、会社の入口に常に人を配置する必要がなくなり、人件費の削減に繋がります。

(ネットワークカメラの構成図)

ネットワークカメラ構成図

マイク内蔵カメラをご紹介!

音声の入出力に対応したカメラはたくさんあり、どれを選べばいいか迷ってしまうかと思います。ここではマイクが内蔵されたカメラや、お手持ちのカメラに外部接続が可能なスピーカーなどを紹介します。ぜひカメラ選びの参考にしてください。

VIVOTEK FE9380-HV

VIVOTEK FE9380-HV

VIVOTEK FE9380-HVは、画角がとても広く1枚で360度見ることが可能な魚眼カメラです。
WDR Proを搭載しているため、極端に明るい場所や暗い場所でも最大限の可視性を実現します。
全体把握に向いているカメラなので、コンビニなどに1台設置するだけでかなりの範囲をカバーできます。

■魚眼レンズについて詳しくはこちら
■WDRについて詳しくはこちら

製品詳細ページはこちら

VIVOTEK FD9369

VIVOTEK FD9369

VIVOTEK FD9369は、1920×1080の解像度で30fpsの撮影が可能であり、固定焦点レンズを備えた屋外用ドームネットワークカメラです。
PoE(Power-over-Ethernet)とDC電源の2つの電源入力オプションも備えているので、柔軟な設置が可能なカメラです。

■VIVOTEK FD9369に関して詳しくはこちら
■PoEに関して詳しくはこちら

製品詳細ページはこちら

音声入出力が無いカメラにもあとから接続!
AXIS C1310‐E ネットワークホーンスピーカー

AXIS C1310-E

AXIS C1310‐E ネットワークホーンスピーカーは、カメラによって検出された不審者に対してサイレンを鳴らすなど音声によって指示を出すために利用します。
ほとんどの気象条件での屋外の設置に最適で、手持ちのカメラにPoEを用いて設置することができます。
もちろん、上記に紹介した2つのカメラにも取りつけることが可能です。

製品詳細ページはこちら

(AXIS C1310‐Eを使用した構成図)

C1310-E 構成図

音声入出力に対応したカメラを探す方法

音声入出力に対応したカメラを探すには、カメラ仕様表の音声やオーディオという項目を確認します。
音声入出力に対応したものには「双方向音声」と書かれており、カメラにマイクとスピーカーがついています。
この表記のあるカメラでは通話することが可能ですが、双方向音声はさらに全二重と半二重というものに分けられます。同時に通話できるか、トランシーバーのような通話方法かの違いです。

■双方向通信に関して詳しくはこちら

AXIS M1075‐L

AXIS M1075‐L

音声入出力に対応したカメラとして、AXIS M1065‐Lがあります。
内臓のスピーカーとデュアルマイク、さらには音声エンハンサーを備えており、質の高い双方向音声通信が可能です。

また、赤外線センサーにより暗闇の中でも撮影が可能です。
■赤外線カメラに関して詳しくはこちら

製品詳細ページはこちら

(AXIS M10シリーズの参考動画)

まとめ

  • 音声入力とは、マイクで音を拾うこと、音声出力とは、スピーカーで音を出すことです。
  • 音声入出力ができると防犯対策や録画データの容量削減が可能です。
  • お手持ちのカメラにも音声入出力機能を外部接続できます。

いかがでしたか?音声入出力ができるカメラのさまざまなメリットをお分かりいただけたと思います。
本記事へのご質問や実際に防犯カメラの購入や設置を検討する際には、ぜひお気軽にシステム・ケイまでお問い合わせください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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