ネットワークカメラ選択のポイント
現在は色々な種類のネットワークカメラが存在しますが、その中から目的にあった最適な1台を見つけるのは一苦労です。
今回はネットワークカメラを選択するにあたってのポイントをまとめてみます。
目的を明確にする
広範囲な映像の目的は一般的な景色の撮影、あるいは人々の全体的な動きを把握するというものです。
一方で詳細画像は人や物の識別に重要です (顔やナンバープレートの識別、店頭販売のモニタリング等)。
その用途、目的から、必要な視野、カメラの設置場所、カメラ/レンズのタイプを決定します。
撮影範囲
撮影場所について、何ヶ所を撮影するか、各箇所どのくらいの範囲を撮影するか、各対象場所は互いに比較的近くにあるか、それとも広範囲に分散しているか、など撮影場所を分析することで必要なカメラのタイプと数を導き出すことができます。
固定カメラか?PTZカメラか?
HDTVか?メガピクセルか?標準解像度カメラか?
デイナイト ネットワークカメラ
デイナイトカメラは屋外や照明の乏しい屋内環境用に設計されています。
光量がある一定レベルを下まわったとき、カメラは自動的にナイトモードに切り替わり、近赤外線を利用して高品質の白黒映像を配信します。
赤外線投光器とデイナイトカメラを組み合わせることで、光量の低い場所や夜間にカメラが生成する映像の質を向上させることができます。
屋内か屋外環境か
屋外ならデイナイトカメラの使用を考えます。
カメラを屋外に設置、あるいはほこり、湿度、破壊行為などから守りたい場合にはハウジングが必要です。
目立たせるか目立たせないか
この要素はカメラだけでなく、ハウジング、取り付け法などの選択にも影響します。
画質
画質を確かめる最も良い方法は複数のカメラを設置しその生成するビデオを見てみることです。
もし動いている被写体を鮮明に撮影することが大事な場合には、そのネットワークカメラがプログレッシブスキャン技術を採用していることが重要です。
解像度
詳細な映像を必要とする場合は、メガピクセルか HDTVカメラが最適です。
圧縮率
主なビデオ圧縮の標準規格は、H.264、MPEG-4、Motion JPEG です。
H.264 は最も新しい規格で使用帯域と保存容量の大きな節約を実現しています。
音声
音声が必要な場合、単方向か双方向のどちらが必要かを考えます。
カメラによって内蔵マイク付き、外部マイク用の入力付き、スピーカー付き、外部スピーカー用の出力付きや、それらを組み合わせたものが用意されています。
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