監視カメラとの活用で誤報を低減 AXIS D2110-VEセキュリティレーダー
レーダーを使用すると、雨や雪の中でも24時間年中無休で物体の位置を正確に検知します。機械学習とディープラーニングによって開発された分析機能を備えているので、低い誤報率で人と車両を正確に検知・分類・追跡できます。
今回は、AXISのセキュリティレーダーの紹介と監視カメラとの活用方法についてご紹介します。
レーダーとは?
レーダーとは、電波を放射してその反射波を受信、物体の位置や動きを測定する装置です。以下のような特長からカメラ映像では多かった誤報を低減することができます。
- 悪天候などの視界が悪い場合でも、物体を検出できる
- 物体の距離・方角・速度を測定できる
- 複数の物体を同時に検出できる
- 虫や雨などの小さい物体は検知を除外する
- プライバシーに配慮した検出ができる
AXIS D2110-VEセキュリティレーダーの紹介
AXIS D2110-VEは、180°カバーし、最大60mの距離にある人物と最大85mの車両を検知できます。24時間365日、180°のエリア監視で崖に対し垂直設置も可能です。
AXIS D2110-VEセキュリティレーダーの特長
スマート共存機能
2台のレーダーを背中合わせで結合し、検知エリアを180°から360°に拡大できます。
22,000㎡といった、サッカーコート3面分の広さまで検知可能となります。(サッカーコート1面が約7,000㎡)
22,000㎡といった、サッカーコート3面分の広さまで検知可能となります。(サッカーコート1面が約7,000㎡)
カメラが物体を自動追尾(AXIS Radar Autotracking for PTZ)
対応のPTZカメラ(AXISQシリーズなど)と連携すると、レーダーが検知した物体を自動で追跡します。
AXISにはエッジベースとサーバーベースの自動追尾があり、サーバーベース機能を使用する場合は、複数のPTZカメラとレーダー装置を組み合わせて設置することも可能です。
AXISにはエッジベースとサーバーベースの自動追尾があり、サーバーベース機能を使用する場合は、複数のPTZカメラとレーダー装置を組み合わせて設置することも可能です。
車の速度を映像上に表示(AXIS Speed Monitor)
レーダーデータを収集し、時速105 km/hまでの車の速度をカメラ映像に表示できます。
また、ストロボの発光(カメラのフラッシュのようなもの)、警告音、スピーカーからの音声やカメラ録画の開始など、他のイベントと連携も可能です。
また、ストロボの発光(カメラのフラッシュのようなもの)、警告音、スピーカーからの音声やカメラ録画の開始など、他のイベントと連携も可能です。
サイバーセキュリティ
不正アクセスを防ぎ、システムを保護する内蔵のサイバーセキュリティ機能を備えています。
署名入りファームウェアは、許可されたファームウェアのみがインストールされます。さらに、衝撃検知機能とレーダーを保護しているケースを開けた際に、メール通知をするケーシング開放検知機能を搭載しています。よって、不審者による不正アクセスや異常な挙動を検知し迅速に管理者へ伝えることができます。
技術基準適合証明(技適)について
本製品は証明規則第2条第8号に規定される特定無線設備に該当しています。さらに技術基準適合証明(技適)を取得しているため、日本国内では無線局免許手続等を省略して使用することができます。また、24Ghz帯を利用しているため屋外でも使用可能です。
まとめ
- 180°(2台使用で360°)のエリアをカバーし、不正侵入や異常な動きを早期に検知できます。
- 昼夜や悪天候下でも24時間体制の優れたパフォーマンスを発揮します。
- 正確な位置、動作の速度や方向など、映像からは得られない情報を得ることできます。
以上のことから、侵入検知などの犯罪行為や違反車両への迅速な対応が可能になります。
ご興味がありましたら、システム・ケイにお問い合わせください。
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