広く撮れるだけじゃない!広角レンズの特徴とは?

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基礎知識 —

こんにちは!
ネットワークカメラとIP監視カメラシステムのシステム・ケイです。

カメラのレンズには「広角レンズ」「望遠レンズ」「ズームレンズ」などの種類があり、
目的に合わせてレンズを選んで利用することになります。

今回はその中でも「広角レンズ」をメインにレンズの基本知識を紹介します!
広角レンズの特徴は「広く撮れること」だけじゃないんですよ~。

 

広角レンズとはどんなレンズ?

広角レンズは、スマートフォンやコンパクトデジタルカメラに搭載されているごく一般的なレンズです。
レンズの焦点距離が短いため画角が広く、広い範囲を撮影することが可能です。

一般的に
イメージセンサー35mmフルサイズ規格のカメラで焦点距離35mm以下のレンズを広角レンズ、
24mm以下のレンズを超広角レンズ
と言います。

広角レンズの特徴

  • 写る範囲が広い
  • 手前のものは大きく奥のものは小さく写り、遠近感が強調される
  • ボケにくくピントの合う範囲が広い

広角レンズの特徴は上記の通り、広い範囲を撮影できるだけではありません。
遠近感を強調した写真が撮れ、広い範囲にピントが合いやすいので、初心者の方にもオススメと言えますね。

なお、魚眼レンズ(フィッシュアイレンズ)も超広角レンズの一種です。
魚眼レンズは一般的な広角レンズの特徴に加え、大きなゆがみや画面の端に黒い部分ができるのが特徴です。

 

広角レンズを使って撮影できる画像はどんなもの?

広角レンズでの撮影に向いているのは下記のような写真です。

広角レンズで撮影された札幌の夜景

 

広大な風景や夜景など広がりのある写真

広角レンズでは広い範囲を一度に写せるのが一番の特徴です。
広大な景色や自然、夜景などをそのままの迫力で撮影したり、室内を広く撮影するのにも向いています。

奥行きのある場所や建造物など遠近感を強調した動きのある写真

手前が大きく、遠くなるほど小さく写り、奥行きが感じられる写真を撮れるのも広角レンズの特徴です。
躍動感のあるダイナミックな写真も広角レンズならではです。

高層ビルから見下ろした街並みなど広く撮りつつ全体にピントを合わせた写真

広角レンズは被写体を中心にピントが合う範囲が広く、全体の写真がよりボケにくいです。
広く繊細な写真を撮ることができます。

「広い範囲を写せる」のは広角レンズの特徴の一つでしかありません。
遠近感を強調することによってあらわれる「歪み」が、広角レンズで撮影した写真の面白さです。
この「歪み」を上手に使うことによって、様々な被写体をぐっと魅力的に撮影することができるようになります。

 

「単焦点レンズ」と「ズームレンズ」の違いは?

レンズには、
焦点距離が決められている「単焦点レンズ」と、
一つのレンズで焦点距離を変えることができる「ズームレンズ」
があります。

レンズに焦点距離が「35mm」などのように1つしか書かれていないものが「単焦点レンズ」で、
「35mm – 50mm」などのように2つ書かれているものが「ズームレンズ」です。

「標準~広角までカバーするズームレンズがあれば、単焦点レンズはいらないのでは?」
と思うかもしれませんが、それぞれのレンズにも特徴があります。

例えば、同じ条件で撮影した時、
単焦点レンズの方がズームレンズよりも比較的「明るく」撮ることができるのですが、
これはレンズの「絞り」という機能が関係しています。

 

「絞り」について

レンズには「絞り」という機能があり、レンズに取り込む光の量を調整することで、
写真の明るさと同時にピントが合う範囲も調整することができます。

このピントの合う範囲を「被写界深度」と言い、その値の事を「F値」と言います。

F値は「F1.4」や「F8」などといった数値で表され、この数値が小さいほど明るい写真が撮影でき、
数値が大きい程ピントが合う範囲が広くなりくっきりした写真が撮影できます。

F値が小さい

F値を小さくする(絞りを開ける)と取り組む光の量を増やすことができます。
光を取り込む量を多くすることで、明るくボケ味を効かせた写真を撮影できたり、
暗いところで撮影する時に手ブレを軽減させたりすることができます。

F値が大きい

F値を大きくする(絞りを絞る)と取り込む光の量が減ることで、
全体的にピントがあったシャープな写真を撮影したり、
「流し撮り」のように動きのある被写体の背景を流して躍動感溢れる写真を撮影したりすることができます。

単焦点レンズは構造的にF値が小さいものを作りやすく、
ズームレンズではF値の小さいレンズを作るのは難しいと言われています。

そのため、単焦点レンズの方が明るい写真を撮影しやすいのです。

 

広角レンズと望遠レンズの画像の違い

レンズには広角レンズの他にも、撮影範囲は狭いけれどもその分被写体を大きく撮影できる望遠レンズがあります。

望遠レンズは名前の通り、遠くの被写体を撮影する時などに利用します。

一般的に、イメージセンサー35mmフルサイズ規格のカメラで
焦点距離
50mmが標準レンズ、
35mm以下が広角レンズ、
100mm以上が中望遠・200m以上が望遠レンズ

と言われています。

広角レンズが広い画角でくっきりした写真の撮影に向いているのに対して、望遠レンズの場合は撮影位置を移動せずに被写体を大きく写し、その他の背景はボケがちな写真の撮影に向いています。

その特徴を上手に使うと、被写体を中心にピントを合わせて背景をぼかした雰囲気のある写真を撮ることができます。

それぞれの被写体や目的に合わせてレンズを選ぶと良いですね。

 

まとめ

  • 広角レンズとは、焦点距離が短く画角が広いため、広い範囲を撮影することが可能なレンズ。
    遠近感を強調した写真が撮れる、ボケにくくピントが合う範囲が広いのも特徴です。
  • 広角レンズは、自然の風景や夜景、動きのあるダイナミックな写真、全体にピントが合った繊細な写真などの撮影に向いています。
  • 焦点距離が決まっている単焦点レンズと、焦点距離を変更できるズームレンズがあり、同じ条件で撮影した場合、明るさに違いがあります。
  • 広い範囲を撮影できる広角レンズと、被写体を大きく撮れるズームレンズ。目的や被写体に合わせてレンズを選びましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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